水曜日, 9月 23, 0021

Frank Lloyd Wright Home and Studio












フランクロイドライトが初めて設計した
彼の家と彼のアトリエが
現在、ミュージアムとしてイリノイ州オークパークで公開されている。

























まだ、ライトが若く、師匠ルイスサリバンに$5000ドルを借り、
1890年に建てられたそのライトの自邸は、当時前衛的手法だった
プレイリー様式と大地に調和するアースカラーで統一された建物だ。
ライトが住み始めた当時はまだ、この一体草原で細い砂利道しか
整備されていない荒野だったそうだ。

このシカゴ郊外の小さな町、
オークパークには、10のライト設計の建物が現存し、
その全てが住宅として使用されている。
住宅街は綺麗に整備され、美しい。
建物は競うように、様々なデザインで建てられ、
今見ても新鮮だ。










中には落水荘の原型となったと思われる建物も。















コンクリートで囲まれたユニティチャーチは圧巻。













残念ながら室内は撮影禁止の為、画像はありませんが、
多くの浮世絵、伊万里焼などの調度品と
日本的意匠とディテールを見ることができます。

日本で知られているライトの印象は?
巨匠であり、厳格な様式美を追求した稀代の建築家?
実際のライトはというと、屋根の上に裸の彫像を掲げたり、
寝室にはエジプトの民族衣装を纏ったインディアンの壁画。当時の常識と様式を打破し、
常に社会に対して問題を投げかけていた、新進気鋭のクリエイターだった。
多くの不倫問題と金銭トラブルを抱え、40代以降帝国ホテル建設まで、
仕事の無い、不遇の時代を過ごしたことはあまり知られていないようだ。

印象的だった、アトリエに掲げてあったラドヤード・キップリングの
"McAndrews Hymn"の一節。

you have left a glimmer still to cheer
the man.The Artifex
that holds in spite of knocks and scale
of friction waste and slip. And by that light now mark my word. We will build the perfect ship